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鳥の羽について勉強してみた!NO2羽の名称・役割・換羽

こんにちは~!アケボノインコ・ホオミドリウロコインコと暮らしているあきです。

前回に続き、羽のお話をしていきます。

細かい名称・役割・換羽についてのお話をしていきます。

換羽については個体差が大分ありますので、基本的な知識として確認をしていただけたらと思っています。

それでは、行ってみましょ~(/・ω・)/

羽の名称

羽毛は生えている部位によって名称が決まっています。

翼の羽

①風切羽

「初列風切羽」「次列風切羽」「三列風切羽」に分かれています。

クリッピングする時は、「初列風切羽」を外側から数枚カットします。「次列風切羽」をカットしてしまうと、落下しやすくなりますので危険です!!

②小翼羽

「初列雨覆」の上の方にあります。

人間でいうと親指に相当する部位です。

鳥種によって枚数は異なり、2~6枚ぐらいあります。

③雨覆

頭に近いほうから「小雨覆」「中雨覆」「大雨覆」と呼ばれています。

その他にも「初列雨覆」「手根雨覆」があります。

「雨覆」と言っても雨は全く関係なく、翼の表面を流れる空気を乱さないようにする羽です。

④肩羽

肩の上の羽です。

羽と羽の間(背中?)を肩間羽と言います!!

photo of yellow and blue macaw with one wing open perched on a wooden stick
Photo by Couleur on Pexels.com

尾の羽

鳥類には尾の代わりに尾羽があります。

通常4~10対あり、尾羽の根元は繊維組織と皮筋でつながっています。

羽の役割

飛ぶときに使う羽

①風切羽

「初列風切羽」前に進む力を生み出します(推進力)

「次列風切羽」上昇する力を生み出します(揚力)

下に羽ばたく時に”揚力を高め”、上に羽ばたく時に”よじれて空気を逃がします”

②小翼羽

前方に突き出すことにより、その隙間を勢いよく流れる気流で翼の上面に発生する乱流を吹き飛ばして失速するのを防いでいるようです。

つまり速度が遅くなり、揚力が足りなくなった時に広げて揚力を維持する役目をしています!

「小翼羽」のコントロールにより、低速飛行でも失速墜落しないんです。

着地する時に広げている姿を見ることができますよ(>_<)

③尾羽

飛んでいる時は「舵の役割」

着陸時には「ブレーキの役割」

上昇時には「平衡をとるため」

に使っています!

(我が家の「いち」も着地が下手なのはこのブレーキがうまく出来ていないからでは??)

(「いち」のお話はこちら⇩)

身体を守る役割

①正羽

体の外側をすべて覆っていて「雨」「風」「日差し」「ほこり」「外傷」などから身を守っています。

②綿羽

空気をたくさん含み体と外を空気の層で遮断しています。

熱いときは押し縮めることにより、熱を逃がしやすくしています。

寒いときは膨らますことにより、保温性が高まります。

※鳥類は暑いとき、汗腺を持たないため開口呼吸により熱を逃がすか、羽の生えていない脇を外気にさらして温度調節をします。

鳥が翼を開き、開口している時は暑いというサインなので室温を下げてあげて下さいね(>_<)

暑いときのサインです!!

換羽について

羽の生え換わりのことを言います。

「季節」「産卵」「温度」「栄養」「種」「性」などの条件に左右されるため、個体差が大きいです。

年に最低でも1回は換羽し、多くの鳥では2回換羽します。

時期は、繁殖期が終了した後に始まることが多く、オウム類では数ヶ月続き、完全に終了するころには次の換羽が始まるなんてこともあります。(1年中ダラダラと・・・)

換羽中は体の代謝率が30%も増加し、羽の主原料であるたんぱく質の要求量が増えるそうです。

また、換羽期はストレスが増大して「免疫低下が起こり感染しやすくなったり」「臓器への負担から基礎疾患が起きやすくなる」とのことです。

飼育環境・栄養に注意をして下さいね(>_<)

※換羽(換羽)をトヤと呼ぶこともあるのですが、それは換羽中の鳥さんが小屋(トヤ)に入ったっきり出てこないことからきているそうです。

※ヒナ換羽というものがあります。その名の通り「幼鳥の時の羽が成鳥の羽に生え換わる人生最初(鳥生?)の換羽です!種類によって時期は違いますが、ホオミドリウロコインコの「にこ」は5か月ぐらいの時にありました。

ヒナ換羽が終わるまでは温度調節を自分でできないと言われているので、保温などの温度管理に注意をして下さい。

「ヒナ換羽」前の「にこちゃん」

まとめ

いかがでしょうか?

鳥さんの羽難しいですね!

勝手に名前を付けて難しくしたのは、人間なのかもしれませんが・・・( ゚Д゚)

羽の生え換わりは「さや」に入って伸びてきます。

体のものは鳥さん自身がくちばしでほぐしますが、顔周りは出来ないもの。

仲の良い鳥さんが近くにいればお互いにほぐしあいますが、1羽の場合は人がやってあげるのも良いと思います。

(嫌がるコもいると思うので様子を見ながら・・・・)

うちのアケボノインコの「いち」はやって欲しいときは、カキカキ(顔を掻く)中に「さや」を押し付けてきます!その時はやってもOK。それ以外はNG(T_T)

1つずつ鳥の体のことを学び、求めていることに答えてあげられたらと思っています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!!

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