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鳥のくちばしについて勉強してみた!形によってわかる食性の違い!!

こんにちは~!アケボノインコ・ホオミドリウロコインコと暮らしているあきです。

今回は鳥のくちばしについてのお話をさせていただきます。

ただ、専門的なことは難しすぎて分からなかったので、わかる範囲でのお話とさせていただきたいと思います。

鳥類はまだまだ研究段階のことも多く、1昔前までの鳥飼育の常識が今では、間違ったこととして紹介されていたりします。

鳥好きとしては、つねにアンテナをはって最新の情報を取り入れていきたいですね!!

それでは”クチバシの話”行ってみましょ~(/・ω・)/

クチバシについての基礎知識

鳥類の特徴の1つと言われるクチバシ!!

クチバシには骨があり、体を軽くするために穴が開いています。

骨の周りはケラチン(爪と同じタンパク質)で覆われていて丈夫なつくりをしています。

爪と同じ成分なので伸びます!!クチバシの根元の方から伸びていくそうです。

飼育の猛禽類では柔らかいお肉ばかり与えていると、すぐに伸びてしまうため手入れが必要になります。定期的にお手入れしてあげましょう。

オウム目の鳥さん達は、鳥さん自身が手入れを行うためほとんど必要ありません。

(寝る前にギョリギョリさせたり・・・)

万が一手入れが必要な場合は、自分では行わず獣医さんにお任せしましょう。

くちばしには神経や血管があるため触覚器としての役割もあります。

(初めて見たものなどは、くちばしで”チョン”と触って確かめていますよね!)

安易にクチバシを切ると出血したり、疼痛から食欲不振にもなってしまいます!!

役割としては、「採食」「羽繕い」「危険物の確認」「人の手の役割」など多岐にわたります。

その中でも「採食」の役割は非常に大きく、食生活の変化に対して嘴の形を変化させてきました

ちなみに重たい顎・歯を持たないということは、空を飛ぶために好都合なんですよ(*’▽’)

呼吸器の役割も少ししています!

食性によって異なるクチバシ

”ノミのくちばし、キツツキ”

硬く鋭く尖ったクチバシで、木の幹に穴をあけ奥に潜んだ虫を食べます

昆虫を食べる鳥さんは、舌が長くて薄くて硬いのが特徴。

舌の先は”モリ”のようなギザギザになっていて昆虫を引っかけます。

”ニッパのくちばし、ペンギン”

フチがナイフのように鋭いクチバシで魚をはさみつけます!

食べる時は頭から丸呑みです(*’▽’)

”ナイフのクチバシ、猛禽類”

ハイタカ・ハヤブサなどの猛禽類は鋭いカギ状のクチバシをしています。

クチバシで肉を引き裂いて食べます!

”太ピンセットのクチバシ、文鳥”

小さな種をつつき割るのに適しています。

また、文鳥は虫も食べる雑食性の鳥のため、上あご下あごが同じ長さです。

(ついばみやすい形です!!)

”ペンチ型クチバシ、インコ・オウム”

上あごが伸びたクチバシは特に硬い殻を割ることに向いています。

(うちの2羽はこの形)

他にも、ペリカンのバケツ型・フラミンゴのスプーン型などもあります!!

硬いものに刺さります!

クチバシに関する病気

鳥のクチバシは”硬いものをかじって短くしている”というのは迷信で、長くなってしまう場合は何らかの病気になっている可能性があります

その1部をご紹介します!

色の異常

〇青色化

(チアノーゼや副鼻腔炎による血行障害、打撲、内出血などによって見られます)

〇不透化

(肝障害、栄養不良、PBFDなどタンパク形成異常の可能性)

〇黒色斑点(血斑)

(血液凝固障害、クチバシの軟化による血管の易損傷化。肝不全、ビタミンK不足の可能性)

〇黒色化

(ヨウム・バタンの場合PBFDの可能性)

形の異常

〇先天性奇形

(生まれつきです)

〇過長

(肝不全、アミノ酸欠乏、PBFD、疥癬の疑い)

〇軽石様の変化

(疥癬の疑い)

脱落・折損

(事故、中大型鳥のPBFDの疑い。上嘴の欠損は自力採食可能ですが下嘴の欠損では生涯にわたる強制給餌が必要になることが多い(T_T))

(クチバシ欠損のお話はこちら⇩)

〇短小化

(卵内・巣内ヒナ期の栄養不良が原因。成熟と共に正常化する)

※参考資料は「コンパニオンバードの病気百科」

「にこ」は喧嘩による欠損・・・

まとめ

いかがでしたでしょうか??

さまざまな食性によって変化をしてきたクチバシ!!

種の殻を割る姿を初めて見た時には”なんて器用なんだ!!”と感心しました。

鳥が苦手という人の中には”クチバシが怖い!”という方も多いそうです。

しかし飼育されているインコ達はほとんど自然界では「捕食される側」。

よほど嫌なことをしない限りは”クチバシで本気の攻撃”はしないような気がしています。

(本能によって攻撃より、逃げる方が優先されるので・・・)

うちのアケボノインコの「いち」もあんなに立派なクチバシがあるのに、本気で噛みにきたことはありません!(「にこ」との喧嘩のとばっちりはありますが・・・(T_T))

嫌なことがあると”咥えるように挟み”警告はしてきますが。

それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

また、新しい情報がありましたらお話させていただきます!!

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