こんにちは~!アケボノインコ・ホオミドリウロコインコと暮らしているあきです!
今回は、インコ・オウムの嘴(くちばし)についてのお話をしていきます。
嘴は鳥類の特徴の1つです。今のところ嘴をもっていない鳥類はいないそうですよ!
嘴にはエサを食べる以外にも役割があります。
そんな役割を知りつつ、鳥にもっと詳しくなりましょう( *´艸`)
それでは、行ってみましょ~(/・ω・)/
なぜ歯がない?
最近よく言われていることの1つに「鳥類の祖先は恐竜」というのがありますよね?
昔の恐竜の図鑑は、色があまり使われておらず寂しいものでした!
しかし、鳥の祖先という研究が発表されてからの図鑑の恐竜たちは、とってもカラフルなコ達が多くなりました!
しかし、恐竜の図鑑を見ると歯が生えているものばかリだと思いませんか?
なぜ現在の鳥さんには歯がないのでしょうか?
説はいろいろあるようで、「鳥のとって食べ物が食べやすいから」「飛ぶために軽くするため歯がなくなった」などの説が一般的です。
が、新たな仮説が生まれたそうです(>_<)
「卵の孵化を早めるため」
孵化までの期間の60%を占めるのが歯の発生らしいです!!
確かに、鳥類の孵化は数日~数週間ですね・・・。
すごいですね・・・・( ゚Д゚)
嘴(くちばし)の役割り
インコ・オウムの嘴の役割りは主に4つです。
・食べ物を細かくする。
・移動手段
・羽繕い
・愛情表現
インコ・オウムの嘴は、前に突き出たカラスのような形とは違い、上嘴が覆いかぶさるように下に伸びています。(猛禽類と同じような形容ですね)
これは、「木の実をわるのだったり」「移動する際に嘴を引っかけやすい」など大変便利です。
また、鳥さんの嘴は骨でできています。骨には体を軽くするため穴が開いていますが、その周りを「ケラチン」で覆っているため、丈夫なつくりになっています。
「ケラチン」は人の爪と同じ成分のタンパク質なので、鳥さんの嘴も伸びてきます!
不調のサインが嘴にでる病気もありますので、伸びすぎの際には注意をして下さいね!!
嘴の注意点
鳥さんにとって嘴は重要な器官です。
嘴を中心とした狭い領域に、5感がすべて集約されています。
嘴で何かを触ったり、触れたりした際に、触れたものの「材質」「温度」「質感」「味」がわかり、その他の感覚器の情報と統合されて脳に送られるそうです。
さまざまな事柄を関連付けて記憶したり、それをもとに判断しているそうです。
そのため、幼鳥期は嘴から得られる情報が多いほうがいいそうで、スキンシップで触ったりするのがおススメのようです。
しかし、お年頃になった鳥さんには発情を促してしまうので、嘴のスキンシップはあまりしない方が良いと言われています。
嘴のトリミングは、血管・神経が通っているため鳥さんにたいへんなストレスを与えます。
できるだけカットしないで済むように、「かじれるおもちゃ」や「止まり木を自然木」のものにして、伸びすぎを防止しましょう( *´艸`)
むやみにトリミングをすると、種子の殻が剥けなくなったり、ペレットが砕けなくなってしまうので、基本的には獣医さんにお任せしましょう!!
嘴の異常からわかる病気
嘴の異常・伸びすぎは病気のサインであることもあります。
思い当たるようでしたら、診察を受けましょう(>_<)
色の異常
・青色化(チアノーゼ・副鼻腔炎・打撲・内出血など)
・不透化(肝障害・栄養不良・PBFDなどのタンパク形成異常)
・黒色斑点(肝不全・ビタミンK不足・打撲など)
・黒色化(PBFDなど)
形の異常
・先天性奇形(もって生まれたものです)
・伸びすぎ(肝不全・アミノ酸欠乏・PBFD・疥癬など)
・軽石様化(疥癬)
・脱落・欠損(事故・PBFD)
・短小化(ひな期の栄養不良が原因)
他にも原因があるかもしれないので、異常を感じたら病院へ行ったほうが良いです!
うちのホオミドリウロコインコの「にこ」は”欠損”してしまいました・・・。(今は戻っています)
事故での欠損の場合「上嘴」の場合は、自力での食事は可能ですが、下嘴の場合は”生涯強制給餌”が必要となる場合が多いそうなので気を付けて下さい(>_<)
(にこの事故はこちらをご覧ください・・・。⇩)
うちの恐怖の瞬間
鳥さん達は移動手段としても嘴を使います。
別の場所に移動する際、「クチバシで掴んで体を移動」することがほとんどで、それは人の手にくるときも同じです。
手を差し出した時に、足を乗せて移動するコもいれば、嘴を付けて移動するコもいて、うちの2羽は後者の方です。
鳥さんに噛まれたことがある方はわかると思うのですが・・・・・。
「とんがっているから痛くないですか??」
お迎えしたての頃に、怒っているのに気が付かず、手を出して「がぶ!!」されたことがあります。
鳥さんが本気になれば”出血”なんてことも・・・(T_T)
アケボノインコの「いち」はいいんです!
怒っている時は「警告」します。嘴で軽く挟むんです!
そのあとすぐにやめてしつこくしなければ、強く噛むことはないんです!!
ホオミドリウロコインコの「にこ」です・・・。
ご機嫌で遊んでいたのに、突然フルパワーで「がぶ!!!!」「なぜ??」
手に移動する時も、嘴から来るのですが、突然「がぶ!!!ぼわっ!!」と膨らみます。(怒っているしぐさですね・・・)
そのため、毎回1/2の賭けです!!
「どっちだ!すんなりくるのか?かむのか??」
たまに、「噛む!!」と判断して手を隠すと、すんなり来る気だったらしく「足を踏み外す」みたいになります。
そのたび、「裏切られた!!!」みたいな顔をされるのが「申し訳ない・・・」となります(>_<)
かといって手袋をすると怖がる・・・。
鳥の心がわかったらいいのに・・・・!!
まとめ
嘴はすごいですね!
人間の手に例えられるのが納得です!!
種類によって使い方は異なるのだとは思いますが、どの形でもその種類の鳥さんにとって便利な形になっているのでしょう!!
そんな大事な嘴を守るために、「栄養管理」「日光浴」「かじれるものの準備」が人にできることではないでしょうか?
不自由なく暮らしていくための手助けができたら素敵ですね( *´艸`)
それでは、ありがとうございました!!