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インコの「そのう」について勉強してみた!食べ物の貯蔵庫の役割と病気

こんにちは~!アケボノインコ・ホオミドリウロコインコと暮らしているあきです。

今回は、不思議がいっぱいの鳥さんの身体について勉強してみました!

「そのう」はちょっとかわった消化器官を持っている鳥さんの身体の中でも、1番特徴的を言っても過言ではない部位です。

鳥さんと暮らすうえでは、知っておいて損はないはず・・・!!

そんな気持ちで調べて見ました!

獣医さんでもないですし、完全に独学での結果ですので、間違っていたら申し訳ございません

愛鳥に何かあった時には、鳥の獣医さんへ連れて行ってあげて下さいね!!

それでは、行ってみましょ~(/・ω・)/

目次

基礎知識「そのう」について                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

鳥(オウムインコ類)は哺乳類とは異なった消化機能と構造を持っています。

その1つが「そのう」

「そのう」は食道が拡張した口と胃の間にある”食物を溜めることができる袋”です。

消化管の一部で、膨らんだ形状をしている上に、管壁が厚くなっているため消化前の食べ物を1時的に貯蔵することが出来る器官です!

「そのう」はすべての鳥類にあるわけではなくフクロウ・ガンカモ・オオハシ・カモメ・ペンギンなどの仲間にはありません。

鳥類の他に昆虫・ミミズ・軟体動物などももっています

漢字で書くと”素嚢”・”嗉嚢”と表記します(*’▽’)

「そのう」は消化管の一部ですが、吸収などは行われず柔らかくして少しずつ「前胃」に送ります

その後は「筋胃」⇒「小腸」⇒「大腸」を通って、尿と一緒に総排泄口から排泄されます!

「そのう」の機能が低下すると「胃腸」「内臓」などの他臓器の機能が低下して流れが悪くなったり、炎症をおこすことがあります。

(鳥さんの身体をもっと知りたい方はこちらもどうぞ⇩)

「そのう」の病気

そのう炎

挿し餌時期のヒナや幼鳥がかかりやす病気の1つで細菌・真菌・原虫・火傷・エサが主な原因になります。

細菌・真菌:カンジタ症(最も多いらしいです)ヒナ時期に親鳥から感染するケースがほとんどです。健康なヒナでしたら免疫力があるので発症しませんが、ストレスで免疫が落ちているヒナは感染する可能性が高いそうです。

原虫:トリコモナス症(有名なようです)トリコモナス原虫が口腔内や食道・そのうに寄生して起こります。

火傷:幼鳥時のさし餌時に、高温のエサを与えてしまうことで食道やそのうが火傷してしまい「そのう炎」を起こすそうです。きちんと温度計を使いましょう。さし餌は冷たすぎても「食滞」の原因になります。もちろんあげすぎもダメです!(難しいのです!さし餌は!!)

餌:米・パンなどの炭水化物が多い食べ物を与えていると「食滞」を起こしやすく、「そのう炎」の原因になります。

そのう結石

主に何らかの異物(種の殻・繊維質)を長期摂食し、そのう内に溜まってしまい結石になります。

セキセイインコでの発症が多いそうです。

吐き気・食欲不振が見られますが、症状を呈さないこともあります。

予防としては、排泄物を食べている場合は食べれないように(フン切り網を付ける)・放鳥時に繊維質のものは置かないことです!

そのう停滞

「そのう」にエサが溜まってしまい、腐敗したり病原体の繁殖をおこしたりしてしまうのが「そのう停滞」です。

さし餌中のヒナに多く見られるそうですが、成鳥でも起こりうる病気です。

”ヒナの場合”

さし餌の水分が少なかったり、作ってから時間が経っていて柔らかくふやけすぎたエサを与えた場合におこりやすく、どちらも「そのう」からエサを送り出しづらいためにおこるそうです!

”成鳥の場合”

様々な病気の末期症状、特に消化器系の疾患に付随して見られることが多いそうです。

重金属中毒による神経障害でもおこすことがあるそうなので、注意をして下さい!!

どの場合でも保温・保湿をして出来るだけ早く獣医さんにみていただきましょう(T_T)

お腹いっぱいのアケボノインコ「いち」

連れて行く病院も大事

以前にも書かせていただいたことがありますが、具合が悪そうだと思った時に連れて行く病院も非常に大事です。

鳥さんは人が具合悪そうだなと思った時には、だいぶ悪い状態になっていることがほとんどです。

その一刻の猶予もないときに、処置ができない病院に連れて行ってしまっては、いよいよ命が危なくなります!!

「犬・猫」のおまけで「鳥も見れますよ・・・」という病院ではなく・・・・

”鳥診れます!!!”

って病院を元気な時から探しておくようにしましょうね(*’▽’)

お勧めは電話で「そのう検査出来ますか?」と聞いてOKだったら平気だというところが多いそうです。

我が家の2羽は、病院の名前が「鳥の病院」となっている所に、連れて行っています!

毎年の健康診断もそちらにお願いして、2羽を覚えてもらえるようにしています( *´艸`)

まとめ

「そのう」は私たち人間にはない消化器官のため、役割・病気を知っておくことは今後絶対に役立つはずです!

ご飯を食べて、「そのう」が膨らんでいる様子を見るのは嬉しいものがありますよね( *´艸`)

ちなみにセキセイインコさんで場合、摂取~排泄までの時間は一般的に・・・・

”3時間前後(2~4時間)”

とされています。

様子がおかしいときのバロメーターにしてみてはいかがでしょうか??

鳥種によっても前後すると思います!!

いかがでしたでしょうか??

鳥さんと一緒に生活するうえで、身体の仕組みを知るのはいいことです!

これからもドンドン勉強していきましょう!!

それでは、読んでいただきありがとうございました!!!

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