こんにちは~!アケボノインコ・ホオミドリウロコインコと暮らしている、あきです!
今回は、前回の続き,インコの気分転換(放鳥・外出)について書いていきます。
ずっと家の中にいたり、特定の人としか会わなかったりするとインコの社会性が育ちません。
ずっと、その暮らしが守られるのなら良いのですが、災害大国「日本」ではそうもいえない状況にいつなるかわかりません。
その時が来てしまった時のために、いろいろな環境に少しずつ慣らしておき、少々のことに動じないインコにしておきましょう。
慣れやすさは個体差があります。早急にしすぎないように、注意をして下さいね!
それでは、行ってみましょ~(*’▽’)
放鳥について
毎日放鳥することが、理想的ですが、週に何回かは部屋の中で自由に遊ばせる時間が必要です。
「長時間放鳥をする」と考えると、「今日は時間がないからやめよう」と考えてしまいます。
どうしても時間がないときは、数分でもいいです。自由に遊びまわる時間を確保していきましょう。
外にでることによって、気分のリフレッシュができますし、過度な縄張り意識・肥満の予防にもなります。
それでは、放鳥するときの注意点を順番に考えていきましょう。
部屋の準備
鳥を放鳥するときは、部屋の中を片付けておきましょう。
どこに行くかは想像ができません。「気が付いたら・・・!」なんてこともあるかもしれないので、以下の点に注意をして片付けておきましょう!
①キッチン(洗剤・食材など)
②薬品類(インコは種子のようなものに目がないです)
③コンセント・コード・糸・紐・ゴムなど(インコの体に巻き付くと外すのは大変!また、コンセントをかじって感電なんて事故も)
④細かいパーツ(ピアス・イヤリング・チャーム・キーホルダーなど中毒を引き起こす鉛が使われていることが・・)
⑤揮発性のもの・煙がでるもの(スプレー類・線香・お香・アロマオイルはインコにとっては時に命取りに・・・)
⑥布・紙など(もぐりこんだのを気づかず、踏みつけ事故になることも)
⑦観葉植物(インコにとって有毒な植物が・・・)
インコにとって危険なものを知ろう
人には無害でもインコにとっては有害なものがあります。
危険・有害なものの1部を紹介しておきますね!
・テフロン加工、フッ素加工の調理器具(加熱時に有毒ガス発生)
・有毒な植物(アマリリス、アゼリア、スイートピー、ラッパ水仙、ポインセチア、朝顔、スズラン、ヒイラギ、シャクナゲ、フジ、桜の木、トマトの苗など)
・ビニール袋、ヒーター、鏡、ガラス、浴槽、扇風機、ガスレンジ、洗剤、薬、化粧品、クレヨン、マーカー、マッチ、灯油、接着剤、マニュキア、香水、絵の具、たばこ、鉢植えの土、人の食べものなど
身近なもので危ないものを書いておきました。
それ以外にもたくさんあるので、情報を収集してください!
逃走・激突防止のための準備
どんなに慣れているインコでも、逃走はあります!
油断せずに準備をしましょう。
①家人に今から放鳥することを伝える
②窓・ドアの確認(隙間も閉める)
③カーテンを閉めておく(窓がわからず激突に)
クリッピングをしてある鳥でも、風の流れに乗って飛んでいってしまうことがあります!
逃走してしまうと見つけるのは至難のワザです。運よく他の方が保護してくれていたら良いのですが、、、。
飼い鳥は野生で生きていくことは難しいと言われています。(カラス・猫・車など危険がいっぱい)
「万が一」がないよう十分注意して放鳥しましょう。
インコにとって何が危険なものに変わるかわからないので、放鳥中は目を離さず、一緒に遊んであげましょう!!
また、床をトコトコ歩くことも多いです。間違って踏みつけてしまわないよう注意をしましょう!
外出
お出かけに慣らしていきましょう。
インコにとって外出は緊張するものです。まずは知り合いの家や近所の公園など、「トラブルがあったらすぐに帰れる距離」の外出をしましょう。
極度に緊張してしまうコには、家で遊びなれたおもちゃや特別なおやつをもっていくといいです!
外出時に必要なもの
・キャリー
(インコの持ち運びに必要です。病院に行くときなどにも使うので、日頃から遊び場のように使用しておくと、すんなり入ってくれるようになりますよ)
・タオル、毛布
(周りが見えすぎるとパニックになる場合があります。)
(パニックになるコはタオルなどでケージを包み、少しずつ見える範囲を広げると良いです)
・ハーネス
(クリッピングをしているコでも、風に乗って飛んで行ってしまうことがあります。屋外でケージから出す際は、必ず装着しましょう)
(ハーネスはつけなれていないと嫌がるので、家で練習をしましょう。ちなみに逃走防止用なのでひっぱってはダメですよ!)
・フライングスーツ
(屋内で放鳥するときに着用できます。フンを受けれる形になっていますので、お友達のうちに行くときに着用すると良いです)
(こちらも慣れていないと嫌がるので、練習をして下さい)
外出の注意点
外出中は以下の点に注意をしましょう。
①子供
小鳥の扱いを知らない子供は、思いがけず、乱暴な扱いをしてしまうかもしれません。
また、中型・大型のインコは噛む力も強いので、ケガをさせてしまわないよう注意をしましょう。
②犬・猫
犬を放して散歩をしている方がいることもあります。
襲われたらひとたまりもありません。注意しましょう。
③感染予防
地面に下したり、樹木に止まらせたりすると病気感染のリスクを高めます。やめたほうが良いでしょう。
また、公園などに集まる鳩は「病気の巣」とも言われていますので、鳩の集まる場所も避けたほうが良いです。
外出はインコにとってストレスになります。
しかし、あらかじめストレスを経験させて耐性を高めておくのは大切なことです。
ストレスを感じたことがないコが病気で、通院・入院しなくてはならないなどの強いストレスを受けると、大きな精神的ダメージを受けてしまいます。
慣れればインコは外出を楽しみにするようになります。
また、外出後は自宅のありがたみを感じるのか、いつもより甘えてきたりしますよ!
外出に慣れてくれれば、一緒に旅行に行くこともできます!
うちの鳥
ここで少しだけ、うちの鳥たちの話を・・・!(^^)!
アケボノさんがお迎えをした時から、「おもちゃで遊ばず」「新しい食べ物は手も付けず」「行動範囲はケージの周りだけ」のコでした。
アケボノさんは、性格にもよりますが、「置物」のようにおとなしいコが少なくないようです。
「それにしてもこれは・・・」と思い、キャリーに入れて近所の公園に行くようにしました。頻度は週に1日、20分程度です。
ケージから出さずに、ベンチに一緒に座り、たまにひまわりの種をあげたり、声をかけたり、横で本を読んでたり・・・。
最初の数日は落ち着かないようで、動き回っていましたが、そのうち、横でうたた寝していたり、羽繕いをしたりするようになりました。
アケボノさんが劇的に変わったと思うのは、お家に帰って、夜の放鳥時間を迎えた時です。
普段は行かないテーブルに恐る恐る行ったり、初めての果物に口をつけたり・・・。
「自信がついて、好奇心旺盛になった」というのが一番ピッタリきます!
さらに飼い主が一番うれしかったのは、普段は少しスキンシップをとると「かまってほしくない」一人の時間があったのですが、散歩後はやたらと「ベタベタしてくる」のです。
「外の刺激をうけることは、鳥の心をこんなに変えるんだなぁ」と思いました。
ちなみに、うちのアケボノさんは「ハーネス」「フライングスーツ」をとても嫌がるので、外出はキャリーにいれたまましています。
「ハーネス」「フライングスーツ」は毛引きの要因にもなるそうなので、無理強いはしないようにしたほうが良いです。
まとめ
インコをケージから出すというのは、危険・事故が多くなります。
いままで以上に注意をして下さい。
私自身、家での放鳥中、誤って踏みつけ事故を起こしてしまいそうなことが何度かありました。
人が足をだす瞬間に足元にいたり、座る瞬間に飛んできたり・・・。本当に想像できない行動をとります。
ただ、鳥たちにとっては、遊べる時間・ストレス発散・社会性向上の時間なのです。
私たちが気を配ることによって、鳥たちがのびのび暮らしていけるのです。
いきなり多大なストレスを与えてしまわないように、少しずつ慣らしていきましょう。
出来れば、放鳥をする前に「ステップアップ」(手に乗る)練習をしておくと良いと思います。
それでは、飼い主さんと愛鳥が楽しい毎日を暮らせることを願っております。
ありがとうございました!