こんにちは~!アケボノインコ・ホオミドリウロコインコと暮らしているあきです!!
今回は、前回の続きで「アケボノインコのいちの病気」についてお話をしていきます。
まさかの感染症にかかっていた「いち」・・・・。
その感染症がどういうものなのか?治療方法などを含めてお話をしていきたいと思います。
参考までに、見て頂けたら嬉しいです!!
それでは、行ってみましょ~(*’▽’)
鳥抗酸菌症とは?
「いち」が持っていた感染症は「鳥抗酸菌」というものでした。
ここで、「鳥抗酸菌症」について、お話をしておきますね!!
【発生種】
すべての鳥類に感染すると考えられていますが、感受性は様々です。
飼育している鳥で感受性が高いとされているのは、「ボウシインコ」「セキセイインコ」「ピオナス」「ホンセイイン」「カナリア」などです!
【保有率】
世界各地で発生しており、その発生率は非常に高く、動物園における年間死亡数の14%と報告されています。国内では、抗酸菌症が発生しない清浄地と長年信じられていますが、調べてる数が少ないせいでは?との話もあります・・・。
【感染】
抗酸菌は自然界に一般的に存在し、水域、湿地、酸性土壌に多く存在する環境腐生菌です。
特に、抗酸菌症の鳥の糞によって、汚染された土壌は高濃度の抗酸菌を含みます。
乾燥に強く、何年も生息することが可能です。
一般的には、経口的に摂取して、腸感染。
吸入することで、呼吸器感染。
創傷からの皮膚感染。
があります!
抗酸菌の摂取=感染ではなく、宿主の免疫によって定着せず、通過するだけのこともあります。
【発症と進行】
感染すると、抗酸菌は緩やかに増殖しながら広がっていきます!
この間、症状があらわれていないことが多く、抗酸菌の感染は、免疫の低い幼少期と考えられるそうです。3~10歳に多く発症するとのことです!
【治療】
抗酸菌は薬剤に対して非常に強い抵抗性をもっており、一般的な抗生剤は効果が期待できないとのことです!
抗結核薬も単独では効果が認められないため、多剤併用治療を行います。
しかし、これらを使ってもなかなか増殖が抑えられなかったり、いなくなるまでに、かなりの時間がかかります。
人では、排菌陰性後、1年間は投薬を続けるべきだとされているそうです。
鳥の抗酸菌症の治療は、積極的に行っておらず、確率された治療法は存在しないとのことです。
【人への影響】
抗酸菌は、共通感染症ですが、いままで鳥から人に移った報告はなく、人への影響はほぼないものとされています。
ただ、フンが乾燥して舞い、人が吸い込むことによる、人への感染の可能性は否定できないそうです。
【予防と消毒】
鳥に対するワクチンは、開発されていません。
1羽飼いでそのコが菌を保有しておらず、清浄な環境で飼育し、他の鳥との接触がなければ、感染の可能性は、ほぼないとのことです。
予防は、鳥の検査、発覚した場合の隔離と環境消毒が重要です。
抗酸菌は熱、日光、紫外線により死滅をします。
家庭での消毒には「アルコール消毒」「煮沸消毒」が推奨されます。
まとめ
いかがでしょうか?
鳥抗酸菌症は無症状なことが多いため、死後の検査でわかったり、感染が確認せれたら、安楽死にすることが、昔は多かったそうです。
共通の感染症ということで、恐れられていますが、人の免疫異常がないのであれば、それほど恐れる必要はないとのことです。
しかし、感染のリスクはあるので、フンの処理を適切にする・羽毛を吸い込まない、などの注意はお聞きしました。
治療法も確立されておらず、手探りな部分もあるとのことです。
しかし、効果のある薬がわからないということではないので、安心してくださいね!
今回は、病気のお話だけになってしまいましたが、次回は病院でのやり取りと治療のお話をしていけたらと思っています。
それでは、ありがとうございました!!